


- 大島 庸子(第16期卒業)
- Jasmine 主宰
「社会のお役に立つことがしたい!」昔からお花が大好きでした。
祖母の所に活けに行きますと目を輝かせてくれたことを思い出し、老人ホームのお年寄りにお花で喜んで頂く事をライフワークにしたいと考えて、子供の手が離れたのを機に本学園の門を叩きました。
この学園での一年間は、実技だけでなく花の歴史や店舗経営学、簿記、色彩学など多岐に亘り、又スペシャリストの講師陣に恵まれ、息子と同年輩のクラスメートに囲まれて、店舗実習やヨーロッパ研修などの経験も積むことが出来ました。
そしてさまざまな種類の花との出会いは私の人生の宝石箱になりました。
充実した授業や学生生活と主婦業の両立は大変でしたが、無事皆勤で卒業しました。
現在は老人ホームでお花のボランティア活動をしています。最初は表情の硬かったお年寄りも、気軽に挨拶やおしゃべりをして下さるようになりました。青春時代に生け花を楽しんでいらした方達は、昔話をしながら体で覚えた技術を見せて下さいます。大切に仕舞ってあったMy鋏を持参してこられる方もいらっしゃいます。
嬉しい誤算は、男性の方が多く参加して下さる事です。おそらく人生初めての挑戦と思いますが、真剣にお花と向き合い、完成品はご家族のプレゼントとして車椅子の上に載せて帰られます。後日、看護士の方がご自宅を訪問なさった時、奥様が「おじいちゃんが初めて私にお花をプレゼントしてくれたんですよ。もう嬉しくて!」と話して下さったそうです。
また、作品を制作していると表情が一変して眼力が出てきます。「○○さんがこんなに嬉しそうにしているのは久しぶりです。」といわれると「花力のすごさ」と、私もこの場に居られる感謝の気持ちで胸が熱くなります。
一方、お花で喜びや優しさを伝える仕事もさせて頂いておりますが、ご依頼の方より「希望を失っていたお母様が、届けて下さったお花で再び生きる力を持って下さったようです。有難う!」と言われた時は、仕事冥利に尽きると思いました。
このような体験が出来るのも本学園で学んだ多くの知識と経験のお蔭と思っております。
古代より世界中の人々が、花に魅せられ支えられて生活してきました。これからも一人でも多くの人達が花のある生活で心豊かになれますように、本学園の卒業生として誇りを持って歩んで参りたいと思います。
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