卒業生紹介:飯野 正永

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  • フローリストに憧れて
  • 花店後継者として
  • 社会人経験後の入学
  • 独立・開業
  • 世界で活躍する卒業生

花店後継者として

一生の仕事となる、フローリストをいつかは極めたい!/飯野 正永(第13期卒業) 
一生の仕事となる、フローリストをいつかは極めたい!/飯野 正永(第13期卒業) 
一生の仕事となる、フローリストをいつかは極めたい!/飯野 正永(第13期卒業) 
一生の仕事となる、フローリストをいつかは極めたい!/飯野 正永(第13期卒業) 

大学を卒業し21歳でJFTD学園に入学し、卒業後10数年が経ちました。
今ではジャパンカップや、数々のフラワーデザインコンテストに出場することも多くなりましたが、花のイベント、コンテストに参加すると必ずといっていいほど、JFTD学園の在校生や卒業生を見かけます。
在校生の初々しさと、楽しそうな笑顔、希望に満ち溢れたエネルギッシュな姿を目にすると、自分もフローリストとしての第一歩を踏み出した母校の学園生活を懐かしく思い返します。

私は両親から跡を継ぐようにと言われたわけでもなく、また跡取りだからと強い使命感みたいなものを持って入学したわけではありませんでした。
ただ、一生の仕事となる『フローリスト』は、いつか極めてみたいものだなぁと、いま思い返せば漠然と思っていました。
当時は特別な思いがあるわけでもなく、ないわけでもない、何だかふわふわとしていた気がします。

JFTD学園での生活は他の卒業生が言うとおり、素晴らしい一年でした。
ただ、その素晴らしい環境で学んでいたんだなぁと日に日に強く実感が湧いてくるのは卒業してからでしょうか。
また、先生方には花の技術や知識はもちろんですが、一人の人間として向上させていただき感謝しています。
東京に出て遊ぶことの方が楽しくなった時期があり、先生方には時には厳しくご指導いただきましたが、いろいろなものにきちんと向き合う姿勢を教えていただいたように思います。
いま思い返せば学園生活は1年間という大切な時間を無駄にさせないよう、濃密なカリキュラムが組まれていますが、その中で先生方は少しでもフローリストとしての人間力をも身につけさせて卒業させようと思っていてくれていたのではないでしょうか。

そして私が思うもう一つのJFTD学園の魅力は交通の便の良さです。
学園の立地は東京の中でも再開発が進む品川区大崎。山手線、埼京線、りんかい線、湘南新宿ラインなど、東京はもちろんのこと、千葉県、埼玉県、神奈川県などが電車1本で繋がっています。
そしてその交通の便を生かして様々な形態のフラワーショップを見て回ることができ、そのフラワーショップの多くに、卒業生が働いています。
放課後や週末に花業界をリードしているフラワーショップを見て回れること、疑問に思った点をその花店で活躍している卒業生に訊けること、これは入学されたらぜひ行動してみてください、オススメします!
花店見学の際に見ておくべきことは、日本には四季があるので店頭ディスプレイも季節ごと、イベントごとに変化します。
どういうディスプレイをしてお店の個性をだしているのか、どういう提案の仕方をしているのかと考察することは、卒業後の進路を決める上ですごく参考になるはずです。

さて、学園を卒業した私は都内の花店で3年間修行させていただいてから実家に帰りました。
当時、JFTD学園で授業を担当されていた花店社長の授業内容にとても感銘を受け、その方の花店に何度も見学で訪ね、お世話になることを決めました。
考え方は様々ですが『他人の釜の飯を食う』というのはすごく良いことだと思います。
実家に帰れば怒ってくれる人は多くありません。
『お山の大将』になりがちなのです。
そうなる前に仲間と切磋琢磨して、厳しさと他店の仕事ぶりを敢えて学んでくるということは、後々の素晴らしい財産となるはずです。

私の実家の花店はとても田舎の地域にあることから、田舎ならではの花揃えでした。
修業後、実家花店に帰った時はその花揃えに納得せず、両親とよく言い合いしました。
でもそれが生意気にも言えるようになったのは、学園の授業でのありきたりではない豊富で表情豊かなたくさんの花材を使わせてもらえ、また修行先で花を見る目を学んでこられたからだと思います。

フローリストはとてもやりがいのある仕事です。感動の連続です。しかし、それと同じくらい大変なこと、苦労することも多いです。
その辛いときに相談できる仲間というネットワークが豊富にあること、夢を語り合う仲間がいる、卒業して10年後も20年後も、喜怒哀楽を分かち合えるかけがえのない仲間に出会える環境は今ではなかなかありません。

JFTD学園に入学する動機なんて立派なものでなくて構いません、僕がそうでしたから。
学園生活を活かすも殺すも結局は自分次第ですが、10年後20年後、もっともっとその先も活かせる情報と環境とネットワークがJFTD学園には揃っています。

表現豊かなフローリストにご成長されることを願って。
Enjoy the florist!!

飯野 正永(第13期卒業)

  • フローリストせきど(神奈川県秦野市)店長/チーフデザイナー
  • http://sekido.hanatown.net/
  • 2014、2013年
    JFTDフラワーデザイン競技会「ジャパンカップ」南関東ブロック代表
  • 2014年
    世界らん展2014 フラワーデザイン審査部門 総合最優秀賞(2度目の受賞)
  • 2014年
    第62回関東東海花の展覧会 銀賞 日本生花通信配達協会会長賞
  • 2013年
    月刊フローリスト主催・フローリスト・レビュー2013 ファイナリスト
  • 2013年
    第45回神奈川技能グランプリ2位 神奈川県職業能力開発協会会長賞
  • 2013年
    クイーンズカップ・ウェディングブーケ部門 3位
  • 2013年
    第33回全日本花卉装飾技術選抜選手権大会 金賞・農林水産大臣賞
  • 2013年
    第62回関東東海花の展覧会 銅賞
  • 2012年
    フラワーデコレーターグランプリ2012 日本切花協会賞
  • 2012年
    世界らん展2012 フラワーデザイン審査部門 総合最優秀賞
  • 2012年
    花キューピットグランプリ優勝 「農林水産大臣賞」
  • 2011年
    第43回技能グランプリ優勝 「神奈川県知事賞」