卒業生紹介:倉本 順太朗・真奈見

case
  • フローリストに憧れて
  • 花店後継者として
  • 社会人経験後の入学
  • 独立・開業
  • 世界で活躍する卒業生

フローリストに憧れて

「心のあり方を教えていただきました」 /倉本 順太朗(第12期卒業)・真奈見(第20期卒業)
「心のあり方を教えていただきました」 /倉本 順太朗(第12期卒業)・真奈見(第20期卒業)
「心のあり方を教えていただきました」 /倉本 順太朗(第12期卒業)・真奈見(第20期卒業)

私たちは、夫婦でJFTD学園を卒業しました。

主人が高校を卒業した18歳の時に、12期生として、私が主人と結婚した後、20期生として、それぞれ学園でお世話になりました。

主人は実家が花店なので、自然な流れとして花業界に進んだようですが、一生の仕事として続けていく決心がついたのは、学園生活とその後の修行時代の影響が大きいようです。
私は結婚するまでは、花とは関わりのない世界で生きてきました。ただ、まったく興味がなかったというわけではなく、知り合ったきっかけも、主人が選手として出場していた「ジャパンカップ」というフラワーデザインの全国大会で、もともとアートやデザインに興味を持っていました。花をふんだんに使って、デザインで競い合うという、今までの「お花の可愛らしいイメージ」とは違った新しい世界に私も魅了されたのです。

結婚後に、1年間、地元の福岡を離れて東京で学園生活を送るという選択は、私たち夫婦にとって大きな決断でしたが、私の性格を考えて、主人が後押ししてくれました。
高校や大学卒業後すぐにJFTD学園へ入学する学生とは違い、社会人を経験して入学した学生は、私も含めて、みな人生の転機として花業界に飛び込んできたチャレンジャーでした。したがって、「学ぶ」という意識は自然と高かったように感じます。これから社会に出る若い世代も含めて、世代を超えて学生たちが仲間としてお互い刺激し合う、すばらしい環境で学べたと思います。

卒業後は、福岡に戻り実家の花店で家族と働いていますが、夫婦で同じ学園を卒業して本当によかったと思っています。なぜならば、私たちはJFTD学園という基礎が同じなので、そういう部分でコミュニケーションがスムーズだと感じます。

花店を経営するということは、デザインや植物に関する知識・技術だけ身に付ければよいというものではありません。どういった花を仕入れどういった商品を売るか、経理や雇用の面は、お客様や取引先との関係は、地域との関わりは…実に様々な課題に直面します。経営理念・経営戦略というものも必要になってくるでしょう。“すべての面において”知識・技術・経験を身に付けなければなりません。また時代は変わり、人も変わって行きます。しかもその変化は急速です。大切なことは、どこでどんなかたちで働いていても、花を通じて、何をお客様にそして世の中に提供できるか、発信できるか、ということではないでしょうか。

花という仕事は、ただ儲かればいいというビジネスではありません。花の贈り手と受け取り手の間に立って、“心”を伝えるという大切な使命があります。花店という仕事が今後も永く存続するには、個々のフローリストがそのようなことを念頭に置かなくてはならないのではないでしょうか。

JFTD学園では、先生方の花に対する考え方や接し方を通じて、その大切な「心のあり方」を教わりました。それを自分自身で消化し、また人としても成長して行けるかは、卒業後の課題です。私たちも、まだ、成長の途中です。

倉本 順太朗(第12期卒業)・真奈見(第20期卒業)

  • 2009-2014年 フラワーデザイン競技会ジャパンカップ九州ブロック代表
  • クラモト花店 取締役(福岡県田川郡)
  • http://kuramotohanaten.hanatown.net/