「たくさんの花に囲まれて」

9月に第1回目の花店実習を終え、ご協力いただいたそれぞれの実習先で多くのことを経験させていただき、帰ってきた学生達。

「緊張もしたけれど、私が接客をさせていただいたお客様が笑顔で帰られたことが嬉しかったです。自信につながりました!」
「アレンジメントを作らせていただく機会をいただきましたが、自分のスピードが遅いと痛感し、このままでは仕事にならないと感じました。これからの課題として頑張ります!」
「花屋さんのお仕事、楽しかったです。実力がまだまだ足りないと思い知りましたが、良いフローリストになるために、これからもっともっと勉強を頑張ります!!」
と、目をキラキラさせて報告をしてくれました。心なしか、それ以前とは顔つきが変わったような気がしました。
実習生を受け入れて下さった花店の皆様、誠にありがとうございました。

さて、花店研修を終えて「花の色彩学」の授業を行いました。
1学期にも「色彩学」について学んでいますが、生きている花の色彩は単一的にとらえることが難しいもの。
この授業では、その知識をいかしながら実践でどういかしてゆくかを学んでいきます。

・同一色相配色
・類似色相配色
・反対色相配色 二次補色
・反対色相配色 三次補色
色の指定はなく、それぞれに与えられた上記の配色パターンに沿った花材を自ら考え、限られた時間内で花束を作っていきます。
普段のフラワーデザインの実習授業では、決められた花材と本数でテーマとなるアレンジや花束を制作しますが、花材の組み合わせや色合わせを考えることの難しさを感じているようでした。しかし、それ以上に豊富な花の中から選ぶことができることにワクワク、ドキドキしていることが伝わってきました。

 

 

 

 

 

 

<色彩の勉強なので、普段の自分では選ばないような色合いや、苦手としている組み合わせの色使いにあえてチャレンジしている学生>

 

 

<自分の好きなように花を選べる機会なので、ここぞとばかりに好きな色合いを思いっきり楽しみながら学んでいる学生も>

  

 

実習先で、ご要望に即したお花をスマートに作られている花店スタッフの方々を目にしてきたと思います。そのようになるために経験・知識・技術を磨きつつ、これからもっともっとたくさん美しいものにふれて感性を養い、お花にいかしていって欲しいなと思います。

間宮

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