卒業生紹介 vol.33

年齢・職歴を問わず、全国各地、海外から花のスペシャリストを目指す人が入学するJFTD学園日本フラワーカレッジ。
花業界で活躍をしている卒業生が学園で過ごした1年間を振り返って、今どう感じているのでしょうか。
「卒業生紹介」では、その月ごとに指名された卒業生から縁のある方にバトンを渡し、次々とつなげていきます。

第33回は、第25期卒業生の河内 和輝さんです。
河内さんは異業種で10年間お勤めの後、JFTD学園日本フラワーカレッジに入学されました。そのため、はじめは花についての知識がなく、技術的な面においても分からないことが多かったようですが、学びを深めてゆくにつれ、どのような変化があったのでしょうか。 また、ご実家の花店で勤務されている現在、どのような想いで花と向き合っていらっしゃるのでしょうか。

それでは河内さん、よろしくお願いします!!



 JFTD学園、ここから私のセカンドLIFEが始まった。
高校を卒業して新卒で社会人になり、大手企業で念願の車の開発や製造管理に携わり満10年の節目に立った時、夢を追い、やりたいことをやり、なりたい自分になれたと心から思って生きていた。しかし、心に何か引っ掛かるものを感じていた。

 自分の生き方、本当にやりたいことは何か、なりたい自分とは?
地元愛媛の地域のことや そこで暮らす身内や友人への想い。何より、父亡き後に母に任せた家業の生花店「愛花」のこと。

< 家業の生花店「愛花」の店内 >

思い立ったが吉日。

 翌日10年務めた会社に退職願いを出し、引っ越し準備をしている最中にひょんなことか らJFTD学園日本フラワーカレッジを知り、海外研修もあり一流の環境で学べること、更には1年間で濃密なカリキュラムを終えられることも後押しし、入学を決意。

願書が締め切り直前の提出になり、更には準備が追いつかずに入学式へ参加することができなかったのも良き想い出。(笑)
本気でやるなら日本の最前線でどんな人や企業が牽引しているのか、己の目で見て業界に入ることは夢と目標の指標になる。目に入るもの全てを吸収するつもりで学び、自分に特に必要だと感じたことは放課後予習で学んだ。
海外研修では昼間は必死に学び、夜はお酒を味わい、異国文化、風習、それぞれの国や地域 での花の在り方を知り、現地の友人も出来た。
各種イベントにも積極的に参加すれば、色んな角度から学ぶことが出来る。同期はもちろん、先輩後輩卒業生とも永く深く関わり、卒業後も様々な御縁に恵まれている。入学時は花の名前一つも知らない程、花に関して無知で無関心だった私も、卒業する頃には旬の花や色合わせ、デザインを同期の仲間と語れる様になり、花とみどりの奥ゆかしさに魅せられていた。

<卒業して間もなく5年>

カリキュラムでも少し学んだ植栽や造園も本格的に仕事を受け、新しい花や植物の贈り方、 飾り方、管理方法、希少な植物もコレクションとして栽培しながら試行錯誤する日々。また、地域、業界貢献と精進し、新規事業も視野に活動している。


<多角的に植物・花に関する仕事を請けおっている>

市場や業界の役や地域団体に属し、花の良さを知ってもらい、地元の農家さん達とも親しくさせて頂きながら、異業種の友人知人、仲間と共に地道に今出来ることを行い、フローリストとしてあるべき未来へ牽引していける人財になれる様、今でも日々学ぶことばかり。
一括りに花屋さんと言っても様々です。自分は何がしたいか。どうなりたいか。 考えることは大切なこと。しかし何より大事なのは、時が来たとき動ける行動力。 自分の為に。誰かの為に。物語ある人生を。

< 趣味は車です。良い気分転換になります! >








愛花

〒791-8013   愛媛県松山市山越5−5−7 
    TEL :  089-925-2436 





河内さん、どうもありがとうございました。

 自分の本当にやりたいこと、なりたい自分の理想像を考えてから行動に移されるまでのスピードと、決断力に驚きました。現在、多方面で活躍されている様子が伝わってきましたが、学園で学んだことが様々なシーンで役立っているのですね。
これからも地域に根ざした活動を行い、熱い気持ちを胸にますますご活躍されることを願っています。

さて、次のバトンを受け取ったのは、第24期卒業の森 達郎さんです。
現在、どんなご活躍をしていらっしゃるのか楽しみですね。



次回もお楽しみに!!

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