卒業生紹介 vol.32

 年齢・職歴を問わず、全国各地、海外から花のスペシャリストを目指す人が入学するJFTD学園日本フラワーカレッジ。
 花業界で活躍をしている卒業生が学園で過ごした1年間を振り返って、今どう感じているのでしょうか。

 「卒業生紹介」では、その月ごとに指名された卒業生から縁のある方にバトンを渡し、次々とつなげていきます。

 第32回は、第28期卒業生の津島 里奈さんです。
津島さんのご実家は花店を営んでいらっしゃいますが、高校生のときにスポーツ科学について学んでいたことから、スポーツ医療関係の大学へ進学を検討していたそうです。しかし、JFTD学園へ入学を決めて、それまであまり興味をもてなかった花について学ぶことに。
花を学ぶにつれて、どのような変化があったのでしょうか。

それでは津島さん、よろしくお願いします!!




初めまして、28期卒業生の津島里奈です。
卒業生紹介のブログリレーを回して頂き、ありがとうございます。
私が、入学したきっかけ~現在までを話していこうと思います。

【入学したきっかけ】

 JFTD学園に入学する前までは、スポーツ医療関係の大学に進学しようと考えていましたが、その先どうなりたいかまではイメージできていませんでした。 高校3年になり進路を悩んでいる時に知人から、「やりたいと思うことが見つからないのであれば、実家が花屋だから今後に役立つようにJFTD学園に入学して技術や知識を学んでみたら?」とアドバイスを受けました。
 実家は花店を営んでいましたが、幼い頃から花の存在が近くにありすぎて、それまで花の魅力を強く感じ取ることはありませんでした。 しかし、東京に上京して花という全く違う分野で1からスタートさせるのも、今後の自分にとって考えが変わるチャンスだと思い、入学を決意しました。

【学園生活】

 学園の授業は、先生方がフラワーデザインの基礎から応用まで的確に指導して下さり、充実したカリキュラムだったと思います。また、「会計学」や「経営論」などの授業もあるので、将来実家の花店を継ぐことを考えている人にとっても、とても役立つと思います。他にも、「グリーンコーディネート」や「色彩学」などの授業もあり、どれも花店で働くうえで必要なことを沢山、学ぶことができました。

 1学期には校外授業の「産地見学」や「市場見学」があり、ランや切り花がどのようにして作られているのか、どのようにしてセリが行われているのか、など今まで見ることのなかった生産や流通の現場を見学し、貴重な経験となりました。

  2学期には海外研修があり、オランダとドイツに訪れ、目に映るものが新鮮で今まで目にしてきたものだけが全てでは無いのだと肌で感じました。国によって花の文化や花の魅せ方が大きく違う面に深い興味を持ち、花に対する発想の幅が広がりました。海外研修に行く前までは、こんなにも興味を持つとは思っていなかったので、振り返ると「もう少し細かいところまで見ていれば良かったな・・・、あの時質問していればな・・・」などと悔やまれる事もありました。 しかし、この海外研修がきっかけで新しい課題や目標も増えたので、新型コロナウィルスの影響がなくなった頃に、もう1度訪れたいです!

< それぞれのお店に個性があり、全くスタイルの異なる海外の花束 >

 花の知識と技術を学ぶことが出来ただけでなく、全国各地から集まった28期の仲間と出会えたことは大きな財産になりました。
私は、元々東京での暮らしに憧れを持っていたので上京してからも大きな不安はありませんでしたが、入学してからすぐ友達もでき、東京での生活がより充実したものになりました。それも、28期の仲間の存在があったからです。
 今でも他愛のない話をしたり、時には悩みを相談し合ったりと、喜怒哀楽を共有できる存在が居ることに感謝しているし、ここに来ていなかったら出会えていなかったと思うと、合縁奇縁だと思いました。

< 毎日があっという間で楽しかったよ。みんなありがとう!! >

【卒業後(現在)】

 卒業してからは、地方に戻って実家の花店で働いています。 勤務してまだ2年たらず。まだまだ未熟ですが、今では花の魅力を感じる事が出来るし、JFTD学園で学んでいなかったら思いつかないような考え方や捉え方が出来るようになりました。 

以前から、私は「20代の内は失敗しても好きなこと、やりたいことに時間をかけてもいい」と決めているので、10、20年後振り返った時にあの時こうしていれば良かったと後悔しない人生を送りたいです。 また、今後の目標も実現に向けて日々挑戦していき、JFTD学園で得る事が出来た創造力を生かしながら成長し続けたいです。

< weddingや葬儀の仕事も行っています >




株式会社 花com

〒761-0450 香川県高松市三谷町5117-1
TEL:087-889-8756 
E-mail:hanacom@oboe.ne.jp
Instagram:https://www.instagram.com/hanacom80/?hl=ja




津島さん、どうもありがとうございました。
はじめは花にあまり興味が持てなかったけれど、JFTD学園で多くの仲間と充実した日々を送るうちに、どんどんその魅力にのめりこんでいく様子が伝わってきました。

ご実家では、店舗販売以外にもウェディングや葬儀の装花を手掛けていらっしゃいますが、ここでも学園で学んだ知識を発揮し、活躍されているようです。
また、津島さんの発案によりお店のインスタグラムをはじめて毎日更新し、常に新しい情報を提供することで顧客数が着実に増えているのだとか。インスタグラムがきっかけで初めて来店されたお客様には、「こんなに花がいっぱいのお花屋さんは、はじめて!」と、その豊富な花の量に驚かれることもあるそうです。
これからも学園で学んだことをいかして、さらなるご活躍を期待しています!

さて、次のバトンを受け取ったのは、第25期卒業の河内 和輝さん。
現在、どんなご活躍をしていらっしゃるのか楽しみです!!

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