海外研修inミュンヘン!

2025年12月7日から12日にかけて実施された「第35期生海外研修旅行」の様子をレポートします!クリスマスムードに包まれたミュンヘンで、学生たちが何を感じ、何を学んだのか。その熱気をお伝えします。

【1日目】早朝のミュンヘン到着!市場から花店巡りへ
日本から北極圏を通過し約14時間掛かって、予定通り現地時間6時25分にドイツ・ミュンヘンへ到着。
現地在住のフローリスト・師岡さんにコーディネートにしてもらい研修スタートです。

~ミュンヘン花市場と花店の視察~
到着からわずか2時間後には、ミュンヘン花市場へ。
日本とは異なる品揃えや「相対売り」という取引スタイル、そして輸入品の多さを目の当たりにし、欧州の花き流通のリアルを肌で感じました。

その後、かつて本校の卒業生が勤務していた花店「Florali by Tobiasa Niefencker」を訪問。実際に花束を購入し、ドイツのフローリストがどのように花を扱い、組み上げていくのか、その鮮やかな手さばきを間近で見学させていただきました。

~ライフスタイルを学ぶガーデンセンター~
ランチを兼ねて広大な敷地を誇る「Gardencenter Kiefl」へ。
ここは単なるガーデンセンターではなく、カフェ、レストラン、雑貨、ガーデニング用品が融合した複合施設です。
学生たちは本場のクリスマスオーナメントやリボンを買い込み、ドイツの豊かな「花の暮らし」を体験。
午後はニンフェンブルグ城を訪れ、貴族の暮らしや文化の歴史を学びました。


【2日目】最高級の美と、伝統のクリスマスマーケット

~VIP御用達「Bahlmann」の衝撃~
午前中は師岡さんの案内で市内の花店を数店視察。特に印象的だったのは、超高級店Bahlmann」です。
店内には数十万円もするオブジェが並び、切り花も一級品ばかり。最高峰のフローリスト技術とビジネスの現場に、学生たちも圧倒されつつ、その美しさに釘付けとなりました。

~ミュンヘンの冬を自由視察~
午後はグループごとの自由視察。

  • マリエン広場のクリスマスマーケットで名物のソーセージやホットドリンクを楽しんだり、聖ペーター教会の塔に昇り、街並みを一望。
  • アリアンツ・アリーナ(FCバイエルン本拠地)や、レジデンツ(宮殿)、フラウエン教会などの名所巡り。
  • イギリス庭園での散策。

イルミネーション輝く街並みの中で、五感を使ってドイツの冬を堪能したようです。


【3日目】葬儀文化と、世界最高峰の芸術に触れる
~ドイツのフューネラル(葬儀花装飾)~

3日目の朝はミュンヘン市内の北墓地へ。ドイツでは土葬がまだ一般的でお墓はフローリストが制作したリースや、ガーデナーが整備した植物の植え込みが美しく飾る文化が根付いています。
師岡さんから、ドイツのフローリストが担う「フューネラル装飾」の役割について解説を受けました。クリスマスを前に、温かく装飾された墓地の風景はドイツの方の死生観を学び、フローリストとしての装飾への考え方に大きな影響を与えたようです。

~憧れの「ヴァイエンシュテファン校」視察~
午後は、国立花き芸術専門学校ヴァイエンシュテファンの冬の展示会へ。
校長先生自らのご案内により「野菜と果物」をテーマにした学生作品を視察しました。
当学園よりも遥かに高度で芸術的なレベルに触れ、学生たちは「フローリストの可能性」の大きさを再確認。これからプロとして歩み出す彼らにとって、一生の財産となる貴重な時間となりました。

研修の締めくくりは、有名なビアホール「ホフブロイハウス」でのディナー!活気あふれる空間で、ドイツ文化を心ゆくまで楽しみました。

【最終日】一生の思い出を胸に日本へ
4日目はフライトの関係でホテルチェックアウト後は空港へ直行。最後のお土産を選び、思い出とともに帰路につきました。
3泊5日という限られた時間でしたが、ドイツ・ヨーロッパにおけるフローリストの技術と文化に触れたこの研修は、彼らの今後の作品作りに必ず活かされるはずです。

今回の研修旅行は学生ご家族の方、視察先、師岡さん、JFTD花キューピットのみなさま、旅行会社の方々のご協力で実現いたしました。
この場をお借りして感謝申し上げます。
ありがとうございました。

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