卒業生紹介 vol.9

年齢・職歴を問わず、全国各地、海外から花のスペシャリストを目指す人が入学するJFTD学園日本フラワーカレッジ。

花業界で活躍をしている卒業生が今、学園で過ごした1年間を振り返ってどう感じているのかを迫ってみようという企画、「卒業生紹介」!! その月ごとに指名された卒業生から、縁のある方にバトンを渡し、次々とつなげていきます。

 

第9回は、第12期卒業生の苫米地 博さんです。
苫米地さんは、ご実家の「花園館」にご勤務されています。

一般社団法人JFTD主催のフラワーデザイン競技会ジャパンカップに2015~2017年

と出場され、昨年はグランドチャンピオン選手権にも出場されました。その他、フラワーデザインコンテストにも出場し、優秀な成績をおさめていらっしゃいます。
様々なコンテストでも活躍をされている苫米地さんですが、学園に通っていた頃はどんな学生だったのでしょうか。

それでは苫米地さん、よろしくお願いします!!

 

 

 

——–東京で遊びたい———

高校三年生の秋、卒業後にやりたい事がなかった私はこんな甘い事ばかり考えていました。

「東京へ行きたいんだったらJFTD学園に進学しなさい。」という親の言葉も、

「ここに入学すれば東京に行って遊べるんだ!」と都合よく解釈し、進路志望が決まるまでに時間はかかりませんでした。しかし、当時の私はJFTD学園の存在すら知らず、東京に行きたいという安易な考えだけで進路を決めてしまっていました。

 

 


< 2017年 ジャパンカップにて >

 

家業は花屋を営んでおりますが、花に興味がなく、手伝いもした事がなかった私は花の名前を全く知りませんでした。そのため、入学後に初めて受けた授業のテストで花の名前を問われたのですが、たったの2問しか答えられなかった事を今でも覚えています。そんな学園生活のスタートでしたが、こんなド素人の私にも先生方はアレンジメントや花束などの作り方を基礎の基礎から丁寧に分かりやすく楽しく教えてくれました。

その当時は気づきませんでしたが、講師は業界の有名人な方ばかりで、贅沢な時間だったんだなぁと思う反面、もっとちゃんと勉強しておけばよかったと今になって思います。(笑)

当時、私の住んでいたアパートには同級生が多く住んでいたので、授業が終わってからも一緒に練習や勉強をするのがとても楽しく、気がつくと花って面白いなぁと思うようになっている自分がいました。周りの友達と比べると手も遅く、下手くそなものばかり作っていたように思いますが、練習の成果がでていたのか、

少しずつ作れるようになっていることを実感できたときは嬉しかったです。そして、全国から集まった仲間と過ごした時間は私の宝物です。

 


< 一般社団法人JFTD カレンダー撮影 >

 

卒業後、就職した生花店には学園の先輩がいらっしゃり、さらに花の奥深さやフラワーデザインの楽しさを教えて頂けました。この頃には、花を生ける事が楽しくてたまらなくなっていたように思います。その先輩の勧めでフラワーデザインコンテストにも出品するようになり、最近ではジャパンカップや、グランドチャンピオン選手権にも挑戦する事が出来ました。

今の私があるのはJFTD学園で学ぶ事ができた事と、学園を通じてできた出会いがあったからこそと感謝しています。

 

 


花園館」勤務 (青森県三沢市)

〒033-0001 青森県三沢市中央町2-15-4

TEL : 0176-52-5043

 

 

苫米地さん、どうもありがとうございました。

JFTD学園日本フラワーカレッジに入学してから、努力を重ねて、花の力に魅せられてゆく姿が印象的で、本当にお花をいけるのがお好きなんだと感じました。

さて、次のバトンを受け取ったのは、第5期卒業の山本久美子さんです。

現在、どんなご活躍をしていらっしゃるのか楽しみですね。

次回もお楽しみに!!

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