Flower Arts Relay Vol.27

花の専門誌「フローリスト」で連載中の【 Flower Arts Relay 】。
第27回目は第20期卒業生の折谷 兼潤さん。
今回のテーマは「観葉植物を使って」。作品タイトルは「海の向こうの世界」です。

折谷さんは、観葉植物というテーマで自分ならではのデザインに使用するならこれだ!と、すぐにチランジアが思い浮かんだそうです。
原産地が同じ花を選ぶことで自然界をそのまま切り取ったかのような雰囲気に演出。
すべて生花で作ると表現できないような、小さな器からはみ出すボリューム感のあるデザインにされています。

ひとつひとつ違う種類のチランジアが使用されているので、フォルムや色のバリエーションだけでなく質感も様々です。そのため、作品を見る角度によって表情が異なり、タイトルのように海の向こうの世界に自生している花や植物に思いを馳せてしまいました。

毎回、新たなテーマがうまれる【 Flower Arts Relay 】ぜひご覧ください。

テーマ  : 観葉植物を使って
タイトル : 海の向こうの世界

■折谷 兼潤 (第20期卒業)
「 フロンティアプランツ 」代表 ( 北海道札幌市 )

松田隆作氏に師事。
厚生労働大臣賞をはじめ多数受賞歴を持つ。
百貨店で作品の販売、デモンストレーションや講師、雑誌、書籍、展示会、ワークショップなど幅広く活躍。
ブロメリアのエキゾチックな魅力にとりつかれる。

折谷さんが指名したのは、第20期卒業生の唐木翔平さん。
唐木さんは、先日も突然お店へいらして一緒に遊びに行ったくらいフットワークが軽く、好奇心が旺盛なのでなにごとにも挑戦する精神の持ち主だそうです。作品もユニークで、折谷さんも今から楽しみにしていらっしゃいます。
次回のテーマは、「鹿角」です。

次回もお楽しみに!

※ Flower Arts Relay とは・・・花の専門誌「フローリスト」の誌面を担当した卒業生が、次の号の制作者とテーマを指名します。
日本フラワーカレッジの卒業生は29期生までで約1,550名。その中から担当者と縁のある卒業生が指名されます。 しかし、与えられるテーマについては敢えて苦手なものや、新しく挑戦してもらいたいもの、もっと突き詰めて見てみたいものなど様々です。 また、テーマを読み解くことも大事なこととなります。

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