卒業生紹介 vol.28

 年齢・職歴を問わず、全国各地、海外から花のスペシャリストを目指す人が入学するJFTD学園日本フラワーカレッジ。
 花業界で活躍をしている卒業生が学園で過ごした1年間を振り返って、今どう感じているのでしょうか。「卒業生紹介」では、その月ごとに指名された卒業生から縁のある方にバトンを渡し、次々とつなげていきます。

 第28回は、第22期卒業生の是松泰治さんです。
是松さんのご実家は生花店を営んでいらっしゃいますが、お花に興味を持っていなかったそうで、以前は異業種の会社に勤めていらっしゃいました。しかし、どんなことがきっかけでJFTD学園へ通い、後を継がれることになったのでしょうか。
それでは是松さん、よろしくお願いします!!



 初めまして、22期卒業の是松泰治と申します。
私は以前、花屋という仕事に興味が持てず建築の仕事をしていましたが、ある時親からJFTD学園を勧められ、入学を決めました。実は東京へ上京し、一人暮らしをしたいという理由からの入学でしたが、学園で花の魅力を知り、技術を身につけるにつれて、学ぶことがどんどん楽しくなりました。
JFTD学園に入っていなかったら、花屋をやろうと思わなかったかもしれません。私にとっては、人生が変わった学園生活でした。
  同期には幅広い年齢層の人がいましたが、目指す場所が同じなのですぐに打ち解け合いました。在学中は、毎月誕生会を開き、よく飲み会をしていた記憶があります(笑)。 今では、いい思い出です!

 卒業後は、都内の老舗生花店「花ふじ生花店」で約3年間お世話になりました。
店頭販売以外にも、生けこみやイベント装花等も多く受注しているお店だったので、様々な現場へ同行させていただき、多くを見たり聞いたりして学びました。そして、花屋としての心得を教えて下さった小幡社長には、感謝しかありません。
 また、「花ふじ生花店」の先輩、後輩方はJFTD学園卒業の方が多く、とても良くして頂きました。 今でも東京に行った際には、必ずご挨拶に伺っています。

< 花ふじ 社長、常務との記念写真 >

その後、実家の是松生花店に帰り両親と一緒に仕事をすることになりました。
 私の故郷は、大分県の国東という自然いっぱいの田舎町です。帰ると決断したものの、人口減少問題で人が減っていく中、仕事を続けていくことが出来るだろうかと内心とても不安でした。ですが、実家の花店で働き始めてから、他業種の先輩たちに出会い、人脈が増えていく中で、皆で田舎の良さを広め、盛り上げる活動等を共に行うようになり、夢がどんどん広がっていきました。同時に、「自分の生まれ育った町に、お洒落なカフェがあったらいいな。」「若い人に、花屋をもっと身近に感じて欲しい。」と、いう想いも膨らんできたことから、花屋とカフェを併設した店舗をオープンすることにしました!

< フラワーアレンジメント教室の様子 >

また、東京では、フラワーアレンジメント教室のノウハウも学んできたので、帰ってからすぐに開催することができました。
しかし、最初は手探りで生徒さんも少なかった為、大変な時期もありました。そこで、折込チラシを配り、SNSで宣伝をするなど、とにかくスクールの存在を多くの方に知ってもらえるよう努力しました。すると、口こみや生徒さんからの紹介もあって、今では定期的に開催出来る人数が集まるようになったばかりか、老人ホームや地域のイベント等のレッスン、ワークショップのお仕事も頂けるようになりました。ここでは、JFTD学園のボランティア活動で行った老人ホームでのアレンジメント教室の経験が非常に役に立ちました。

< お教室で作る作品例1 >
< お教室で作る作品例2 >

  コンテストにも、積極的に出品するようなりました。 作品制作段階では、JFTD学園の同期と相談することもあるのですが、いつもとても助かっています。最初はなかなか入賞できませんでしたが、最近やっと入賞できる様になったのは、同期のアドバイスがあったのも一つの要因かもしれません。特に九州出身の同期とはコンテストで会う事が多く、よきライバルであり、飲みに行っては語りあうことの出来る、気の置けない友でもあります。

JFTD学園に入学して、花屋さんのイメージは、180度変わりました。
もっと勉強しとけば・・・と思うことはたくさんありますが、学園生活はその先を繋げてくれました。
花屋になって、ほんとによかったです!
ありがとうございました。

< 22期生同期の仲間たち >

是松生花店

〒873-0212
大分県国東市安岐町塩屋257-1
TEL 0978-67-0359 

是松さん、どうもありがとうございました。
 JFTD学園で学んでいるうちに、それまで興味のなかったフラワーデザインの楽しさを知り、その語の人生が大きく変わったのですね。地元の花店しか見ていなかった頃、花屋さんは  ”女の子の好きな可愛いもの〟というイメージがあったのですが、学園入学を機に東京へ上京し、「花でカッコ良さも表現できるのか!!」と衝撃を受けたそうです。環境って大きいのですね。

さて、次のバトンを受け取ったのは、第22期卒業生の小林 鉄雄さん。
現在、どんな活躍をされていらっしゃるのか楽しみです。
次回もお楽しみに!!

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