Flower Arts Relay Vol.30

花の専門誌「フローリスト」で連載中の【 Flower Arts Relay 】。
第30回目は第16期卒業生の良知 みどりさん。
今回のテーマは「植物と異素材のメタモルフォーゼ」。作品タイトルは「鉄とバラ【無機質と有機質】」です。

良知さんはバラの特徴であるトゲに注目して、異素材の鉄でトゲを再構築されました。 バラと鉄製の器は、手を加えていない部分と、錆びている部分を意図的に作り、変化を表現されています。

無機質で直線的な鉄製の器とトゲ、有機質なバラのたおやかな曲線と優美な花色の対比が、お互いを引き立てあっています。 錆がゆっくりと侵食してゆくようで、独特な緊張感と、変貌をとげてゆく美しさを感じました。

毎回、新たなテーマがうまれる【 Flower Arts Relay 】ぜひご覧ください

テーマ:植物と異素材のメタモルフォーゼ タイトル:鉄とバラ【無機質と有機質】

■良知 みどり (第16期卒業) 「有限会社 良知園芸」勤務 (静岡県榛原郡)
フラワー装飾1級技能士。
2010、2014~2020 フラワーデザイン競技会JFTDジャパンカップ 東海ブロック代表

次に良知さんが指名したのは、第14期卒業生の鈴木 健文さん。
良知さんが尊敬している先輩で在学時は相談にのってもらうなど、とても頼りにされているそうです。 鈴木さんにお願いしたいテーマは「季節を切り取る」。 花を使いどのように季節を切り取られるのでしょうか。

次回もお楽しみに!

※ Flower Arts Relay とは・・・花の専門誌「フローリスト」の誌面を担当した卒業生が、次の号の制作者とテーマを指名します。 日本フラワーカレッジの卒業生は29期生までで約1,530名。その中から担当者と縁のある卒業生が指名されます。 しかし、与えられるテーマについては敢えて苦手なものや、新しく挑戦してもらいたいもの、もっと突き詰めて見てみたいものなど様々です。 また、テーマを読み解くことも大事なこととなります。

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